西村機械製作所・不二商会「国際6次産業化EXPO」で米粉バウムなど紹介
【掲載】 | 米麦日報 |
【掲載日】 |
2022年10月26日(水) |
㈱西村機械製作所(西村元樹社長)と㈱不二商会(藤波哲也社長)はこのほど、千葉・幕張メッセで開催された「第7回 国際6次産業化EXPO」に共同出展した。不二商会はバウムクーヘン製造機械や店舗のトータルプロデュースを手掛ける。近年は両社がタッグを組み、米粉バウムクーヘンの提案活動を行っている。今回は、西村機械製作所の超小型気流粉砕米粉製粉機「フェアリーパウダーミル」で製粉した米粉を使い、不二商会がバウムクーヘンを焼き上げる実演会を開催。「生米粉のプレーンバウム」「同 さつまいもバウム」の試食を提供した。西村機械製作所は「フェアリーパウダーミル」を展示。西村社長によると、導入実績の多くがバウムクーヘンを手掛けているという。「元々の味がプレーンなので、地域で穫れた野菜や果物を加え、その地域のお菓子として売り出すこともできる。新規参入者でも成功しやすい商品だ」。また、米粉のパンケーキミックスや玄米粉の麺など、多彩な米粉関連商品も展示した(写真は『フェアリーパウダーミル』と西村社長)。
不二商会は、「地元素材を生かした6次産業化でバウムクーヘンを!」と題して、フルーツをかたどった本物そっくりの「リアルクーヘン」、「チーズインバウム」、「アイスクーヘン」など、個性的な製品を紹介した。担当者によると、「どれも原料を小麦粉から米粉に置き換えて作ることが可能」。また、バウムクーヘンと地域の果物のソースを詰め合わせた「高付加価値商品」のギフトも提案した。「『フェアリーパウダーミル』で製粉した生米粉は水分が多く、非常に美味しいバウムクーヘンができる。食べた方からは『本当に米粉で作ったの?』と驚かれるほどだ。米農家や農園など、お菓子屋さん以外の方が参入する際に、地元の米を活用した商品をつくることもできる」(担当者)。