「米粉バウムクーヘン提案」
【掲載紙】 | 商経アドバイス |
【掲載日】 |
2021年4月1日(木) |
米粉バウムクーヘン提案
大阪でモバックショウ開催
大阪市内でこのほど開催された製パン製菓機械の展示会・モバックショウでは、㈱不二商会(神戸市兵庫区)が米粉のバウムクーヘンの試食を行って来場者から高評価を得た。同社は㈱西村機械製作所(大阪府八尾市)の製粉機で製造した湿式米粉を使用。しっとりした食感で香りの良いバウムクーヘン作りを提案し、全国に拡大している。
不二商会営業部の胸永敬文主任は、「いままでの米粉ではパサついて、なかなかおいしい物は作れなかった。原料米粉の品質が格段に違う」と指摘。米粉入りバウムクーヘンは生地がしっとりし、口の中でパサパサしないという。
全国には、自社栽培のコメや野菜を使って6次産業化に乗り出したい生産者グループが数多く存在する。そのような農家・法人などに自作のコメや大豆、野菜を原料にした豊富なメニューのバウムクーヘンを不二商会、西村機械、地元法人が共同で企画し、地元の特産品となっている事例も多い。
愛知県犬山市のCOCOTOMO FARMも、あいちのかおりで米粉バウムクーヘンを作り、地元の道の駅では最も集客効果の高い位置を用意され、単独で開店した。群馬県ではプロテイン入り米粉バウムクーヘンを開発した法人がある。