「粉砕機で需要創造貢献」
【掲載紙】 | 日本食糧新聞 |
【掲載日】 |
2020年9月28日(月) |
粉砕機で需要創造貢献
ハード・ソフト両面から支援
西村機械製作所は、でんぷん損傷が少なく微細製粉が特徴の気流粉砕機「スーパーパウダーミル」が強みで、パンやスイーツなど新規用途の加工に向き、米粉需要創造に貢献している。さらに、技術力プラス、全国各地の米粉活用事例やノウハウなど、ソフト面の支援に定評があり、採用事例が増加している。
北海道で米粉ブランド化に取組むSYOKUSANは、同社製製粉機を導入。北海道産100%の米粉パンの製造・販売や米粉ブランド化に取り組んでいる。
グルテンフリーの切り口で輸出も目指し、海外展示会にも出展している。
一方、パンや洋菓子専門店から、米粉を使った新食感ケーキやパンに対する需要が高まり、厨房に設置できる卓上サイズ「フェアリーパウダーミル」の採用事例が増えている。
企業の商品開発室や研究機関のほかに、地元食材を使ったパンやスイーツ、食品など、グルテンフリーを切り口として、多方面から引き合いが寄せられている。
中でも、バームクーヘン製造機械の不二商会と一緒に、地元産米をその場で製粉し、乾燥工程を経ず生米粉のままバームクーヘンに加工し販売する、6次産業化ビジネスモデルを提案している。
採用事例では、建築業の高堰組が3月、米粉バームクーヘン専門店「BAUMEN BROTHERS」(群馬県)をオープンし、プロテイン入り商品が人気TV番組で取り上げられ、ブレークしている。
このほか、地方創生の取組みとして、道の駅や観光施設での導入も増加中だという。