米粉ニュース

「JAPAN PACK 2019」新型機出展

【掲載紙】 米麦日報
【掲載日】

2019年10月31日(木)

◎「JAPAN PACK2019」、西村機械製作所が新型機出展

<西村機械製作所>

容積式充填機「NWV53」(写真右)を初出展。販売時期は未定だが、「重量」ではなく「容積」を計算し、粉体を袋に充填する。具体的には、漏斗状の機械内部でスクリューフィーダーが回転し、その回転数から粉体の「容積」を間接的に測定する。2015(平成27)年に設立したタイの現地法人で製造しており、定価は従来機より大幅に安い300万円程度を予定している。「一度設定が済んでしまえば、同じ原料を何度も計量・充填するスピードは重量式よりも圧倒的に早い」(担当者)。計量結果などのデータは、同社の「SCADAシステム」でパソコンからモニタリングすることもできる。
 一方、「汎用性を求めるならばこちらのほうが良い」と推奨しているのが、重量式粉体充填計量機「エヌパックスケール」だ。主要機「NWC50」(定価は約450万円)は20g~10kg程度の計量・充填が可能で、機種によっては1gから40kgまで対応している。金属粉や医薬品などにも活用されている。工具無しで簡単に分解・洗浄できる点も大きな特徴。「当社の気流粉砕機『スーパーパウダーミル』を使っているような、それなりの量を米粉として販売されるお客様からの引き合いが強い。人手不足のなか、作業自動化のニーズを掴んでいきたい」。

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