「米粉産業育成目指す」
【掲載紙】 | 日本食糧新聞 |
【掲載日】 |
2018年12月21日(金) |
米粉産業育成目指す
コメ生産国アプローチ
西村機械製作所
日本の米粉産業を技術面で支える西村機械製作所。同社は、コメ生産国中心に海外普及も目指し、タイに現地法人を設置するほか、ミャンマーやベトナム、台湾などの諸国に向けても多様な手法でアプローチしている。
こうした諸国では精米過程で破砕米の発生が多くこの活用が課題となっている。そこで、米粉産業の創出はもとより、米粉を用いた加工食品の産業育成も目指し、活動している。
背景に、グルテンフリー食品が世界的に注目されていることがあり、輸出を視野に入れるとともに、こうした諸国の経済発展や栄養状態改善への貢献も視野に入れている。
例えばミャンマーでは、農村の所得向上貢献を目指し、米粉パイロット製粉装置を贈呈するとともに、JICA(国際協力機構)の協力を得て昨年、事業化調査を実施した。ほか、タイ現地法人では、東南アジア全域をカバーする体制を固めている。