「玄米製粉技術で特許独自含浸処理を採用」
【掲載紙】 | 日本食糧新聞 |
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【発行日】 | 2014年04月02日(水) |
【記事の内容】
◎玄米製粉技術で特許 独自含浸処理を採用
<西村機械製作所>西村機械製作所は、湿式気流粉砕製法「スーパーパウダーミル」に強みを見せる米粉製粉機メーカー。元来大型施設への納入が多かったが、農業6次産業化の流れの中で、同シリーズに生産能力毎時30kgタイプをラインナップし、安価・省スペースながらも湿式気流粉砕のメリットを承継し、低コストでおいしい米粉パン・スイーツ・麺が製造できるようになった。
機能性米粉の製粉技術確立にも取組み、玄米製粉を可能とし「米粉製造方法と米粉製粉システム」名称で特許を取得した。白米との同一ラインの製粉が可能で、固い糠層で覆われている玄米も吸水できる独自含浸処理を採用。白米粉と遜色ない製粉が可能となり、高付加価値米粉食品が生まれる素地を作った。
同社では、さらに機能性が高い発芽玄米粉や、多様な加工食品に混ぜ機能性を向上させる活用法など、自由な発想で用途開発に努めている。