FOOMA JAPAN 2011 国際食品工業展 特別企画の報告
2011.06.07
(出展者プレゼンテーションセミナー&米粉調理実習会)
今回2011年6月7日(火)~6月10日(金)の4日間 FOOMA JAPAN 2011 国際食品工業展に連動した特別企画として6月8日11:30~12:15出展者プレゼンテーションセミナーと6月9日10:30~16:00まで(財)日本穀物検定協会内こっけんクッキングをお借りして米粉調理実習会を行いました。
出展者プレゼンテーションセミナーは「安心・安全な米粉食品の展望、米粉製粉とは?新たな玄米粉とは」と言う題でプレゼンを行いました。
大変盛況で50名の来場を頂きました。
今回は2部構成でより幅広い米粉の情報発信として(財)日本穀物検定協会の萩田敏様をお招きして30分程度お話し頂きました。米粉は安心・安全であるべきそれにはどのようなトレースが必要かそしてその米粉をどのような活用をしていくのか?米粉の特徴を生かした商品作りや米粉の特性を良く知るべきとお話頂きました。現在(財)日本穀物検定協会では米粉の安心・安全システムとして様々な分析を行っています。それを公開する事により米粉の安全性を維持し付加価値を高め、やがてそれが地方の活性化にも繋がって行く との事。その間うなづくお客様もおり、最新の話に対しメモをしっかりと取られており ました。
後半は
弊社営業次長大西による「米粉製粉とは、新たな玄米粉とは?」という事で
米粉の今までの米粉製粉方法の説明と新しい玄米製粉方法の説明や栄養素など付加価値があることなどを比較して新たな米粉ビジネスについての方向性を提案致しました。
翌日の米粉調理実習会ではおおよそ30名近くご参加頂き、前日の出展者プレゼンテーションセミナーにも御参加頂いた人が何人かおられました。
内容は同じく萩田様が中心となって家庭でも簡単にできる米粉の調理レシピとしてラザニア、ピザ、グラタンなどをグループに分けて調理しました。
特に米粉を使ったホワイトソースは小麦粉に比べても簡単に調理ができ、実際に初めて調理したけど扱いやすいなど新しい発見をされた方もいらっしゃいました。
また、㈱コトブキベーキングマシン様による玄米粉を使ったフランスパン、クロワッサン等の作り方や玄米粉を使ったアンパン、クリームパン、そして最後には食パン等を作って頂き、生地のミキシングから発酵、焼成までの工程をやりながら説明もして頂きました。
もちろん昼食は皆さんで作った米粉料理の数々、各自感想や驚きの声も混じりながらワイワイとスタッフも含めみんなで昼食を食べました。何を食べてもおいしかったです。
そのあとは米粉の情報交換としてスタッフとの米粉トークや、ベーカリーに近づいて生地の質問や焼き方のチェックなどあっと言う間の時間でした。
また最後にはパンのお土産がたっぷりと皆様には満足頂けたかと思います。
しかし一つだけ残念な事が玄米を使ったアンパンとクリームパンの膨らみが足らなかったと思います。それは今までの精白米による米粉のレシピを流用しました。もちろん成分の違いも有ります。ですから玄米粉に合うレシピも含め色々と研究・開発を行う必要があります。失敗から成功は生まれると思います。参加された方には少し申し訳なかったのですが弊社ではもっともっと良い米粉ができるように努力します。
今回お集まり頂いたお客様には本当に感謝致します。
また、米粉を提供頂いた(有)大幸様、パンを焼いて頂いた㈱コトブキベーキングマシンスタッフ様、副原料を提供頂いた㈱中国リス食品様、トークに調理に獅子奮迅の活躍して頂いた萩田様、こっけん料理研究所のスタッフ様、本当に有難うございました。