米粉ニュース

【出展報告】第5回 ラーメン産業展

2010.10.29

2010年10月19日~21日までの3日間 パシフィコ横浜で行われたラーメン産業展に出展致しました。たくさんの方にブースに来て頂き誠に有難うございました。とてもお天気が不安定な中たくさんの方が来場されました。
ラーメン産業展ではその名の通りラーメン屋さん中心としてラーメンに携わる色々な企業様などが集まりました。弊社では麺主体の展示会は初めてという事である意味、チャンレンジとして期待感と不安感と入り交ながらの出展となりました。

全体来場者数は

10月19日(火) 曇り

9,277名

 

10月20日(水)

9,579名  
10月21日(木) 8,947名  
  合計 27,803名 でした。

【高本農場の米粉100%麺による試食!】
今回弊社のユーザーの高本農場様の鸛の巣麺(こうのす)を毎日試食で提供させて頂きました。
 高本農場様は兵庫県でコシヒカリの農家でもあり、端正こめて作ったお米を売るとともに自分で米の麺を長年かけて作りました。それは米100%にこだわり抜いた、一切添加物を使用せずに作られました。
高本農場様は弊社が手掛けた代表的な米粉製粉会社の株式会社片山製粉様で米粉の製粉を委託されています。こだわって作った米をこだわりの湿式気流粉砕方式で製粉する事でおいしい米粉麺ができると信じてやってこられました。
そういったこだわりから横のつながりができて弊社も応援したくなります。

以前に高本さんに米粉麺の事で聞いた事があります。
私   「本当に米だけで他の粉や添加物は入れてないのですか?」
高本氏 「いやっ米は99%やっ!」
私   「えっ!!あと1%って…」
高本氏 「気合いやっ!がははははっ… 冗談や!米粉100%やっ!」
とても豪快で面白い人です。

そしてその鸛の巣麺はたべると絶品!すごいもちもち感があり、中華麺でもなく、うどんでもなくパスタでもなく、本当に食べた事のないもちもち食感を生かした麺です。
そして驚いた事に味は炊きたてのご飯の様な甘さが広がります。
自分が知っている麺の味では当てはまりません。
まさにお米で作った麺です。
実際に試食で食べられたお客様の反応は「今まで食べた米粉の麺で一番おいしい」とか中には居酒屋のマスターが「お酒のあとのシメにこの麺いい!シメのいい店がはやるんだよ、所でどこで手に入るの?」など
大変評判が良かったです。
そして会期中に思いついたのですがご飯の甘さを感じると言う事は…ふりかけでも食べれるのか?とふつふつとした思いが、そして途中でゴマ塩とゆかりを買ってきました。
そして食べると両方ともおいしいのです。
麺だからと言ってスープで食べないといけない…わけではないのです。
面白い!この麺はたぶんなんでも合うぞ。そして最終日にはお隣りの(財)穀物検定協会様のブースでパスタとしての味付けで出してもらいました。
それがまた絶品でもちもち感に絡んでとてもおいしいとお客様に言われました。
本当にこの鸛の巣麺の潜在能力には驚かされました。

今回本当に協力頂いた高本様、本当に有難うございました。

 

※左高本氏

ブース展示の報告

展示機

・気流粉砕機 スーパーパウダーミル SPM-R290型 製粉能力~100kg/hr
・オートフィーダーシフター AF-KFO-500-1D型
・高性能金属検出器 メタリダー PLN-201
・弊社ユーザーの米粉  


最後に…】

米粉パンの粉では湿式方式の気流粉砕機だねと少し言われるようになってきましたが麺ではなかなか湿式製粉法の米粉の良さを生かす事が難しかったのです。
むしろ麺の業界では粉はこだわらずに約3割程度の澱粉等ツナギとして添加する事で麺はできるという風潮があります。
しかし高本氏が言うように「何度も食べたくなる麺」ではありません。
やはり米粉の特徴をうまく引き出せば100%でも何度も食べたくなる麺はできるのだと思います。
麺ではまだまだ最初の第一歩ですが、こだわった微砕粒粉でダメージ澱粉損傷率が5%以下の上質な米粉ができる湿式製粉システムと気流粉砕機スーパーパウダーミル生かして高本農場様に負けないようにもっともっと米粉が普及するように努力をしていきたいと思います。

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