米粉について学ぶ

昔ながらの職人による製法 – 胴づき粉砕機とは –

気流粉砕機より粗くロール粉砕より細かい、素材の良さを損なわないのが特長です

胴づき粉砕機スタンプミルは御影石臼に米を入れて杵でつき粉砕します。

常に溢れる程度に米を石臼に入れ、細かく粉砕されたものが石臼から排出される(こぼれる)機構です。ロール粉砕品に比べて、微粉域が多く、150~250メッシュに粉砕します。また、ロール粉砕と異なり粉砕後に乾燥させる方法をとります。一般的に関西で主流の製粉法と言われ、うるち米を胴づき粉砕したものを上用粉と呼びます。

気流粉砕との粒度と能力の違い
  • 摩擦方式により素材の持つ味覚、風味、色、栄養分を損なわない製粉法だから長い間支持され続けています
  • 粒度分布の幅が広く職人技を要する製法です

胴づき粉砕機の粒度分布

従来の和菓子においてはシャープでなく、幅広な粒度分布が適しています。
上新粉・もち粉・最中種粉など幅広い用途にご利用いただけます。
また、胴づき粉砕機スタンプミルの特長である摩砕方式は、味覚・風味・栄養分を損なわないので、
米以外ではスパイスやすりごま、漢方の粉砕に最適です。

平均粒径:30μm
レンジ:5~150μm

米以外の実績

素材の良さを損なわない胴づき粉砕機は米以外にも様々な素材の加工に利用されています。

実績例 スタンプミル型式 篩(網目) 能力(1時間当たり) 用途
米粉 丸型12連 70~100m/s 100~180kg/hr 製粉…和菓子
カレー粉 丸型12連 なし 120kg/hr 風味、艶出し
コショー(他香辛料) 丸型12連 50m/s 200kg/hr 製粉
漢方薬 丸型12連 80m/s 100kg/hr 製粉
木材(チップ) 丸型12連 100m/s 80kg/hr 製粉…壁材
コーヒー 直列6連 100m/s 100kg/hr 製粉…菓子添加用
ゴマ 直列6連 なし 400kg/hr すりごま

能力は米の種類、目標粒度、水分値により異なります。

胴づき粉砕が可能な製品

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